脱臭滅菌・酸化テクノロジー ー メカセラ装置 

 最近、温浴施設や循環風呂で多くの事故が話題になっています
Circulating Bath
循環風呂

多くの温浴施設が直面する衛生面での課題、特に深刻なレジオネラ属菌問題を解決するため、弊社の専用設備を以下にご紹介致します。

ご承知の通り、ほとんどの温浴施設では、法令基準に基づき十分な塩素注入と定期的な換水(お湯の入れ替え)が徹底されています。

しかし、それでもなおレジオネラ属菌が検出されてしまう根本的な原因は、配管の内部、ろ過器、浴槽の循環口など、日常の清掃では物理的に手が届きにくい場所にあります。

こうした場所では、目に見えない汚れが蓄積しやすく、やがて**「バイオフィルム」**と呼ばれるヌメリ(スライム)が形成されてしまいます。

問題は、このバイオフィルムが、レジオネラ属菌をはじめとする様々な細菌の**「格好の棲み処(すみか)」となる点です。さらに深刻なことに、バイオフィルムは菌を外部の塩素から守る強力な「バリア」**として機能します。

そのため、浴槽内のお湯の塩素濃度を適正に保っていても、このバリアの内部に潜む菌まで殺菌することは極めて困難であり、これが衛生管理上の大きな盲点となっているのです。

メカセラ水と循環風呂 ー メカニズム

循環風呂フロー

■ メカセラ・ボール(触媒セラミック)は、鉄・マンガンなど18種類の金属粉を 1600°Cで焼結したもので、特徴として塩素に接触させると触媒 (化 学反応を瞬時に促進させる) 酸化分解作用を強化します

■ この触媒作用を循環風呂に応用してお湯を循環させながら反応を繰り返し、除菌・脱臭 (塩素臭などを除く) を連続的に行い、常に衛生的な水質を保ちます。浴槽内、濾過機,、配管内のヌメリ等まで除くため、全てが除菌され、更にこの循環水で洗い場や壁面を洗い流すことで、ヌメリ取リ・除菌・防カビにもなります

特徴と設置効果

1) レジオネラ属菌、雑菌を除菌する為、衛生的な水質を保ちます

2) 塩素臭が無くなります

3) 掃除などのメンテナスの手間が低減されます

4) 水道費およびボイラー費が節約されます

メカセラ装置 運用方法

1)メカセラ装置の設置位置は別途打合せが必要です

2)塩素補充に関して、12%次亜塩素酸ナトリウム溶液を定期的に補充下さい

3)お風呂の大きさ、形態によりメカセラ装置の対応型番(処理能力)が異なります。ご相談ください

4)設置後1〜2週間、メカセラ効果により配管内に溜まっていた汚れ(サビ、垢など)が排出される場合があります

5)メカセラ・ボールを触媒で利用しているため、年2回程度の清掃の他は、定期的な交換の必要が無く経済的です